図書室へようこそ!

チャリティー・キャントリー ジェン・ギブソン=ミリス 図書室利用のご案内 • 開室時間:月~金曜日 午前8時~午後4時30分 • ボランティア常時募集中! • 図書室蔵書検索システム • 学年別の図書貸出冊数               初等部:キンダーガーデン~2年生 最大2冊          3~5年生 最大6冊         貸出期間は2週間(更新可)             中等部:最大10冊/3週間(更新可)             高等部:最大10冊/3週間(更新可)             保護者:最大10冊/2週間(更新可) 新学期が始まり、少しずつ学校生活のリズムに慣れる中で、ワールドカップの歴史やバードウォッチング、宇宙、お金、あるいは「これはどういう仕組みなんだろう?」という素朴な疑問まで、ご家庭では様々な疑問や関心が生まれているのではないでしょうか。これらの疑問は、想像もしていなかったような世界へ私たちを連れて行ってくれることがあります。 テクノロジーを使えば、手早く答えを見つけることができるでしょう。ですが、本は、じっくりと疑問に向き合い、新しい視点を見つけたり、親子で一緒に学んだりしながら答えにたどり着くという、別の方法を私たちに与えてくれます。お子様と一緒に本を選ぶことで、ひとつの疑問が会話につながり、そこからさらに新たな「なぜ?」が生まれることもあるでしょう。 私たち司書教諭は、こういったお子様の興味や探究心につながる本を見つけるお手伝いをさせていただきます。 ここで、現在お子様方が探究している疑問やテーマを深めるのに役立しそうな本を、いくつかご紹介したいと思います。 YIS では、保護者の皆様向けの図書も多数取り揃えています! コミュニティ・ルームに設置している「保護者向け図書コーナー」に、おすすめの本をご用意していますので、是非ご覧ください。また、保護者の方々も、図書室蔵書検索システムを利用した蔵書検索サービスや図書貸出サービスをご利用いただけますので、ご自身の読書や、ご家庭での会話や学びを深める一助としてご活用ください。セルフ貸出端末を校舎1階および2階に設置しておりますので、ご自由にお使いください。 私たち司書教諭が、ご家庭で生まれた疑問や興味を広げ、探究するお手伝いをいたします。直接図書室にお越しいただいたり、Eメールをお送りいただいても結構です。皆さんが今どんなことに関心を持っていらっしゃるか教えてください。ご家庭での会話を深めるきっかけになるような本や資料を見つけるサポートをさせていただきます。 Charity Cantlie チャリティー・キャントリー […]

聴く力を身につける

音楽教員(邦楽担当)  ボビー・グリフィン 箏の音は落ち葉のように聞こえますか? 音楽が風のように聞こえることはあるのでしょうか? 静寂もまた音楽と言えるのでしょうか?  来たる8月31日(月)午後4時30分~午後5時30分、 YIS コミュニティの皆様を YIS 講堂にお招きして、日本伝統音楽のレクチャー・リサイタルを開催し、これらの問いについて皆さんと一緒に掘り下げてみたいと思います。レクチャーは、中川雅玲先生(箏・三味線大師範)および池田雅彩先生(箏准師範)のご協力を得て、私グリフィンが司会を務めさせていただきます。また、中等部の箏アンサンブルによる特別演奏も予定しています。 当日は、生演奏とディスカッションを通じて、日本の伝統音楽をこれほどまでに魅力的なものにしている音や思想について探究していきます。また、さらに重要なのが、これらの音がイメージや意味、伝統をどのように伝えることができるのか、そしてこうした細部にまで耳を澄ませて聴けるようになることで、私たちの音楽体験がどのように変わるのかについて議論することです。 あなたは「良い聴き手」ですか? J-POP、ロック、クラシック、ジャズ、映画音楽、ゲーム音楽など、音楽の好みは人それぞれです。むしろ、これらを全て万遍なく楽しんでいる場合が多いのではないでしょうか。 楽器を習得するにはどのくらい練習が必要かと考えることは多いと思いますが、必ずしも「聴くこと」をスキルと捉えることはないと思います。ですが、楽器の演奏と同じように、「聴く」技術も磨くことができます。 YIS コミュニティには、演奏やリサイタル鑑賞など、日本の伝統楽器を通じて音楽を学ぶという、他では見られない貴重な機会があります。楽器を練習したり、音楽を鑑賞したりはしますが、私たちは必ずしもいつも、これらの細部に目を向けたり、なぜそれが重要なのか考えたり、私たちの耳に届く音の背後にある文化や伝統が何を語りかけているのか考えたりするわけではありません。 どうしてあんなふうに音程が変化したんだろう? なぜ突然、音が変わったんだろう? その音を聴いて、自分は何を思い出しただろう? このような問いを出発点にして、日本の伝統音楽を探究することは、実に楽しいものです。演奏家たちは、雨や風、落ち葉、蝉、鳥、水、あるいは遠くの風景を連想させる音を生み出します。同じ楽器でも、優しく穏やかな音を出すこともあれば、次の瞬間には力強く、躍動感のある音を奏でることもあります。 私たちは音楽を聴くと、具体的な何かを見せられたわけでもないのに、心の中に絵を思い描くことができます。このような細かい部分を探究し始めると、「聴く」ことがもっと興味深くなります。単にその曲が「好き」か「嫌い」ではなく、今日伝えられている物語や、何百年もの間音楽を通して伝えられてきた物語とのつながりが感じられるようになるのです。 このような「何(what)」「どのように(how)」「なぜ(why)」という問いは、日本の伝統音楽の鑑賞だけに役立つわけではありません。オーケストラやジャズ、映画のサウンドトラックやゲーム音楽、あるいはお気に入りの曲を聴くときにも、同じ問いかけをしても良いのです。注意深く聴けば聴くほど、もっと細かいことにも気付くようになるはずです。 ぜひ聴きに来てください 日本の伝統音楽の音色に耳を傾け、その背後にある物語について学びましょう。YIS で耳にしているこの特別な音楽を、より身近に感じられるようになるかもしれません。 予備知識は何も必要ありません。あなた自身の耳と好奇心があれば十分です。日本の伝統音楽を新しい角度から聴き、学び、体験しましょう。こんなにもたくさん「聴く」べきことがあるのかと、きっと驚かれることでしょう! 日本伝統音楽レクチャー・リサイタル 8月31日(月)午後4時30分~午後5時30分  会場:YIS 講堂(Auditorium)

2026/27年度の新学期を迎えて

ご家族の皆様、 2026/27年度の新学期を皆様とともに迎えられることを大変嬉しく思います。これからの数週間、PTSA 主催で各学年ごとに開催される保護者懇親会(コーヒー・モーニング)などで、新しく入学されたご家庭や在校生のご家庭の皆様とお目にかかることを楽しみにしています。YIS はコミュニティを大切にする学校です。その長い歴史と伝統は、人と人との強い絆と深く結びついています。皆様の学校への参加や関わりは、本校のアイデンティティの核である「温かく、学びを大切にする環境」をつくる上で欠かせないものです。 生徒たちが夏休みの終わりを迎える一方で、私たち教職員にとってこの数週間は、これまでの道のりを振り返り、これからの未来について考える大切な時間となりました。オリエンテーションでは、教員らが授業計画を見直し、チームとの連携を深め、生徒たちと築いてきた強い信頼関係をさらに深めてゆくにはどうすればよいかについて考えました。また、今年度も新しい教員を迎え入れました。新しい教員たちは、インターナショナル・スクール教育に関する豊かな知識と経験を携え、私たちのコミュニティに新しい視点と学びをもたらしてくれています。 学年度は毎年繰り返されるものだからこそ、私たちはつい、これから訪れることに目を向けがちです。しかし、時には立ち止まり、生徒たちがそれぞれの学びの過程で成し遂げてきたことを振り返り、称えることも大切です。私たちはこの間、直近の卒業生たちの成果を振り返り、 ELC から12年生まで、多様な学習者が共に学ぶ学校として、現場での教育実践をより充実させていくためには何ができるかについて考えてきました。そこでまず、今年の卒業生たちが成し遂げた成果に注目し、ここでご紹介したいと思います。 前年度(2025/26年度)卒業生の成果を称えて 前年度卒業した12年生の100% が「YIS ディプロマ」を取得しました。「YIS ディプロマ」は、米国の高校卒業資格と同等の資格が得られるニューイングランド学校大学協会(NEASC)認証のディプロマです。 「IB ディプロマプログラム」のディプロマ合格率は98%で、世界平均82.61%を上回る結果となりました。今後も、高い合格率につながる学習環境を提供し続けてまいります。また、これは「IBDP 科目履修コース(IBDP certificate course)」と「YIS ディプロマコース」を拡充することによっても実現されたと考えています。今後も、全ての生徒が学ぶ機会を得られるように、このふたつのコースを並行して提供する取り組みを充実させていきたいと考えています。 IBDP ディプロマの平均スコアは36点で、本校卒業生の平均点は世界平均(今年は30.88点)を数ポイント上回る結果となりました。 IBDP ディプロマ受験生の27%が40点以上を取得し、過去数年で最も高い結果となりました。これは、本校の教育プログラムの質の高さを裏付けるもので、学業面で高い目標を掲げる生徒たちのニーズに応える内容となっていると言えます。 33%の生徒がバイリンガル・ディプロマを取得しました。これは、本校が、言語と文化の学びを通して生徒のアイデンティティを育むことを重視していることの現れと言えます。 これから社会人として、あるいは世界各地の高等教育機関に進学し、人生の次のステージに進まれる卒業生の皆さんの今後のさらなるご活躍をお祈りいたします。これからは卒業生ネットワークの一員として、皆さんのお話しを聞かせていただくことを楽しみにしています。 新たな「インパクト戦略」の立ち上げ 今年度は、改訂された「インパクト戦略」をスタートさせる節目の年でもあります。昨年度中に6か月にわたり実施したコミュニティの皆さまとの意見交換の集大成ともいえる本戦略は、私たちが実現し得る最良の未来に向けた学校全体としてのビジョンを示すものです。この「インパクト戦略」は、今の子どもたちが生きる複雑で変化の激しい世界を踏まえ、その世界を生き抜くために必要な学びを提供することが学校としての責任であるとの認識の下で作成されています。今年は、皆様にもこのプロセスにご参加いただき、今後予定されている計画についてより深く知っていただく機会が数多くございますので、是非ご参加いただければと思います。「インパクト戦略」の詳細については、こちらをご一読ください。 まずは、お子様方が新学期を楽しくスタートできるよう願うとともに、これから数週間の間に、皆様お一人お一人にお目にかかることを楽しみにしております。今後キャンパスで予定されてるイベントにもどうぞお越しください。 学校長 カーラ・マーシャル

年度末のご挨拶 

保護者各位 今年度もいよいよ最後の週を迎えました。この一年にわたり、保護者の皆様には多大なるご支援とご協力を賜るとともに、学校活動へも積極的にご参加いただき、心より感謝申し上げます。水泳大会でのボランティア活動をはじめ、学校行事へのご参加や各種発表会へのご来場など、皆様が実際にキャンパスに来られ、学校に関わる姿を見せてくださったことは、生徒たちの成長を支えるとともに、私たち全員が感じてきたコミュニティの結びつきを深める上で欠かせないものでした。 また、学校長としての初年度を終えるにあたり、皆様と直接お話しし、皆様とお子様方への理解を深める機会をいただけましたことに、あらためて深く感謝申し上げます。着任以来、皆様の温かさと思いやりを実感する毎日です。このような素晴らしい学校のために、学校長として貢献できることを大変光栄に思います。 先週お知らせしたとおり、来年度より新たな「インパクト戦略」をスタートいたします。6か月にわたる皆様との対話を経て完成したこの戦略は、私たちがコミュニティとして共に目指す学校の未来や理想像についてのビジョンを示すものです。この戦略は、今の子どもたちが生きる複雑で変化の激しい世界を捉え、そのような世界を生き抜くために必要な学びを提供するという学校としての責任を踏まえた内容となっています。新年度には、皆様にもこのプロセスにご参加いただき、現在計画中の取り組みについて理解を深めていただけるよう、多くの機会を設けていく予定ですので、ぜひご参加いただければ幸いです。 最後になりますが、どうぞ皆様ゆっくりとお休みになり、ご家族やご友人と心身ともにリフレッシュできる充実した夏休みをお過ごしください。サマースクールに参加される皆様には、来週またお会いできることを楽しみにしております。それ以外の方々とは、8月17日の新学期初日にキャンパスでお会いしましょう。 新学期が始まりましたら、お子様方から夏休みの思い出についてお話を聞かせてもらうことを心待ちにしております。この夏の経験は、きっと子どもたちのさらなる成長と発達の糧になることと思います。 学校長 カーラ・マーシャル

2026年5月卒業式 

中・高等部校長 リズ・アンドリュース 先週の土曜日、2026年卒業生の門出を祝う卒業式が行われました。活気あふれるこの若者たちは、本校の第54期卒業生となります。 生徒代表によるスピーチは、YIS コミュニティの一員であることの意味を見事に表すものでした。最初のスピーチをしたラヴァニャとジンイーは、自分たちを植物の「種」になぞらえ、心温まる成長の物語を紡ぎ出しました。最初は暗い土の中から地上に出ることを恐れていたけれども、やがて地面の上には光や可能性、水・太陽・栄養分といった生態系があることに気付いた。つまり、両親や友人、先生や学校の支えがあったからこそ、自分たちは健やかに成長してこれたのだ、と。 そして「自分たちが本当に何を成し遂げることができるのかを知りました。そして、それができたのは、私たちがひとりで成長してきたわけではないからです。手を差し伸べてくれるたくさんの方々に囲まれていたからこそ、私たちはこの道のりを歩み続けることができたのです」と語り、最後に次のようなアドバイスを仲間に贈りました。 「夢が大きすぎて手が届かないように感じたときは、自分が持っている力を思い出してください。あなたという『種』は、ただ地中に埋められたのではなく、いつか必ず実を実らせるために植えられたのですから」 続いて、ルイスとジェイクが、「2026年卒業生からの寄贈品」についての思いを述べました。過去にどのようなものが寄贈されたかを調べる中で、彼らは「物ではなく、特別な時間を贈りたい」と考えるようになったといいます。 そして、こう続けました。 「僕たちの学年が最も結束していたのはどんな時だっただろうと考えました。仲の良い友達グループだけではなく、普段は一緒に過ごさない人たちともつながり、学年全体がひとつになった時のことです」 この言葉からは、彼らが「体験を共有すること」に価値を見出していることが伝わると同時に、この学年の強い一体感が感じられました。そして、彼らが寄贈品としてテーブルサッカー台を選んだことには、年齢を問わずすべての人に「共に体験する喜び」を大切にしてほしいという思いが込められているように感じます。 マーシャル学校長は、YIS の大切な理念のひとつである「すべての場所は学びの場である」という考えに触れ、そのような場所は、目に見えるところだけではなく、目に見えない場にも広く当てはまるのだとお話しくださいました。私たちが訪れる場所や経験することすべてが、学び、そして成長するための可能性につながっているのです。 最後に、学校長は卒業生たちにこう語りかけ、エールを贈りました。 「人生とは、ただ単に与えられたものではなく、自らの手で形づくっていくものです。ですから、たくさん旅をしましょう。新しいことに挑戦しましょう。新しい人々に出会い、好奇心をもち、自分の周りに広がる可能性に思い切って飛び込んでみてください。皆さんがいつかこのキャンパスに戻ってきたときに、私たちは皆さんが卒業後に新たに紡いだ物語や、そこで何を学んだのか聞かせてもらうことを楽しみに待っています」 2026年卒業生には、ELC(幼稚部)から在籍している生徒が6名、11年生や12年生で転入してきた生徒が11名います。この学年は、長い歴史を持つコミュニティでありながら、新しい仲間も温かく迎え入れるという YIS の姿を表す典型と言えるでしょう。また、この学年の生徒の国籍は 24ヶ国、彼らが話す言葉も合わせて14言語に及ぶというところにも、このような YIS の姿が反映されているように感じます。こうした多様性こそが、この学校に世界各地での経験や、異なる視点や考え方、価値観をもたらし、YIS コミュニティをより豊かなものにしているのです。 2026年卒業生が世界へ羽ばたくにあたり、彼らは YIS 卒業生コミュニティの一員となり、本牧の「ドラゴンズ」から、世界各地に広がる「ドラゴンズ」の仲間入りをします。YIS 卒業生の代表も、4月の最後の授業日に来校し、彼らを卒業生コミュニティに迎え入れてくれました。 最後になりましたが、卒業生の皆さんの今後の活躍を心より願うとともに、日本にいようと海外にいようと、これからも皆さんと交流を続けていけることを楽しみにしています。そして、どうぞ忘れないでください。Once a dragon, always […]

YIS マーケティング&コミュニケーション インターンシップ・プログラムについて

マーケティング & コミュニケーション・コーディネーター アンソニー・マルティネス  2026年9月より、本校の生徒を対象に、クリエイティブ・メディア、ストーリーテリング、デジタルコミュニケーションなどの分野で本格的な実践的経験を積むことを目的とした、新たな「マーケティング&コミュニケーション・インターンシップ」を開設いたします。 このインターンシップ・プログラムは、YIS マーケティング&コミュニケーション部を活動の拠点とし、生徒たちは学校コミュニティを支える実際のプロジェクトに関わりながら、即戦力になるスキルや活動実績に記載できるようなスキルを身につける機会を得ます。インターン生は、4~5カ月にわたり、アドバンスメント・コーディネーターのジョナ・レイノルズおよび私、アンソニー・マルティネスのもとで、写真撮影、動画制作、グラフィックデザイン、コピーライティング、ソーシャルメディアの管理運営、ウェブコンテンツ制作、ライティングなど、幅広い業務に取り組みます。 プログラムの対象となるのは、クリエイティブ業界、メディア制作、コミュニケーション、マーケティング、デジタル・ストーリーテリングに関心を持つ生徒です。インターン生は、現場での仕事の流れや協働プロジェクト、創造的な問題解決の経験を積みながら、技術的スキルと対人スキルの両面において自信を深めていきます。 インターンシップ期間中、インターン生は学校生活や学校行事の写真撮影、SNS用コンテンツの企画、画像の編集・整理、グラフィックデザイン制作、大規模な学校プロジェクトのサポート、動画制作、YISプラットフォーム向けの記事執筆などに携わります。また、生徒たちは、自身が手がけた成果物のポートフォリオ(実績集)を作成し、プログラム全体を通じて指導を受けながら、活動の振り返りを随時行っていきます。 このインターンシップは、クリエイティブなスキルの向上と、職場での実践的学びを融合させたプログラムです。生徒たちは、コミュニケーション戦略、企画・立案、協働作業、そして社会人としての心構えや求められることについて学びながら、メンターシップやフィードバック、業界で実際に活用されているプラットフォームやアプリケーションに関するトレーニングを受けます。 実施期間は、2026年9月1日(火)から2027年1月31日(日)までを予定しています。生徒は原則として週に2コマ程度活動しますが、プロジェクトの内容に応じて、イベント時や放課後に追加で活動することが必要な場合もあります。なお、本インターンシップは無給で、あくまで学校が支援する学びの機会という位置づけで実施されるものです。プログラム終了時には、学校長の署名入りの修了証書が授与されます。 応募方法やその他の情報は近日中にお知らせいたしますので、どうぞ今しばらくお待ちください。メディア、デザイン、ストーリーテリング、コミュニケーション、テクノロジーなど、クリエイティブな分野や問題解決に関心のある生徒の皆さんの応募をお待ちしております!

夏休みの読書が子どもの健やかな成長を育む 

チャリティ・キャントリー & ジェニファー・ギブソン=ミリス 「子どもが読みたい本を自由に読ませ、その内容について話し合ってみましょう」 ―ジュディ・ブルーム 夏休みは、休息、遊び、そして家族との絆を深める大切な時間です。読書は、そのようなバランスのとれた時間を過ごしながら、毎日の生活の中に自然に楽しく取り入れることができるものです。教育メディア『Reading Rockets』によると、夏休みの間も読書を続ける生徒は、読み書きの力を維持することができ、新しい学年での学びに向けた準備ができていると感じる傾向にあるようです。 私たち図書館司書は、読書を楽しむことが、学力だけでなく、ほかの多くの面でも子どもたちの成長の支えになることを知っています。読書を通して、子どもたちは共感力を育み、新しい視点に出会い、語彙を増やし、ストレスを軽減し、周囲の人とのつながりを深めることができるのです。イェール大学医学部による研究でも、物語や読書が子どもの心身の健康にプラスの影響を与えることが示されています。 興味のある本を自分で選ぶことができれば、子どもたちはもっと読書を続けやすくなります。グラフィックノベル、ファンタジー作品、スポーツ雑誌、漫画、ノンフィクション、料理本、オーディオブック、あるいは自分のアイデンティティや興味に関連した物語など、選択肢がたくさんあれば、子どもたちは読書に長く親しみ続けることができるのです。カナダ学校図書館協会などの団体は、夏休みの読書では、「読書の楽しさ」を味わいながら、「生涯にわたる読書習慣」を身に着けることの大切さを提唱し続けています。 ご家庭で実践できること  夏休みの読書は、難しく考えたり、細かい計画を立てたりする必要はありません。毎日の生活の中にほんの少し読書の時間を取り入れるだけでも、子どもたちには大きな変化が生まれます。ご家庭で実践できるアイデアを、以下にいくつかご紹介します。 お子様が興味のある読み物を、自分で選べるように後押ししてあげましょう。 お子様と一緒に本を読み、物語の内容や感想、あるいはニュースの話題について話し合ってみましょう。読書から生まれる対話は、家族の絆を深めるきっかけにもなります。 書店や地元の図書館、あるいは母国の図書館を訪れたり、夏休み期間中にお住まいの地域で行われている読書関連のイベントを探したりしてみましょう。 就寝前に本を1章読む、移動中にオーディオブックを聴く、プールやビーチで雑誌を読むなど、読書を日々の生活の中に取り入れ、リラックスして楽しむ時間にしましょう。 当校の YIS Wheelers 電子書籍・オーディオブックコレクション を利用して、さまざまな形式の書籍をお楽しみいただけます。生徒は YIS の Google ログイン情報を使ってアクセスできます。オーディオブックや電子書籍は、多言語で読書をする子どもたちや、予定が多くなりがちな夏休み期間中にお使いいただくには大変便利です。 YIS 図書館は6月19日まで開館しております。新学年度は、8月の始業時に利用を再開する予定です。 多言語環境のご家庭の場合 読書は、どの言語で行っても、子どもたちの読み書き能力の発達につながります。ご家庭では、最も使いやすい言語で、読書や読み聞かせ、お子様との会話を楽しんでください。複数言語を使用されるご家庭の場合、母語で読書をすることは、子どもたちのアイデンティティの形成、語彙力や理解力の向上、複数の言語に対する自信を育むことにもつながります。 PTSA サマー・リーディング・イベント […]

音楽の力を通じて人々をつなぐ 

地区サービス・グループ この一年間、高等部の地区サービス・グループに所属する生徒たちは、中区寿町のコミュニティとの新たな連携の機会をつくり出すことを目指し、横浜市健康福祉局と有意義な関係を築いてきました。 生徒たちは、数々のミーティングややり取りを経て、第一回目の合同イベントとなる音楽コンサートを、4月24日(金)に横浜市寿町健康福祉交流センターで開催しました。このコンサートでは、「The Power of Music」サービス・グループに所属する生徒らと、9年生および10年生の琴クラスの生徒たちが、演奏を披露しました。生徒たちは、寿町の方々と一緒に、今後もさまざまな地域のイベントや取り組みに参加していきたいと考えており、今回のイベントはその貴重な第一歩となりました。 このイベントは、企画・運営を担当した生徒たちの多大な努力により実現しました。以下、今回のイベントがもたらした影響についての生徒たちの感想をご紹介します。 リサ(11年生) このイベントでは、人との直接的なつながりや交流を通して、たくさんの思い出深い経験をすることができました。まず、障害を抱えた方もそうでない方も含め、20代から80代までの年代の、実に幅広い層の方々が来場してくださったことに驚きました。また、このように多様な方が集まったにもかかわらず、互いに対する偏見や批判的な雰囲気がまったくなかったことは、とても素晴らしいことだと思いました。イベントのハイライトのひとつは、私と同年代のダウン症の女の子との交流でした。私が来場者の方々に、琴の演奏で使うピックを見せていたとき、その女の子がピックを自分の指にはめて、「いつか私も琴を弾いてみたいな」と話しかけてくれたのです。このやり取りがきっかけになって、彼女の中に新たな興味が芽生えたという事実に深く感動し、とても満たされた気持ちになりました。 リツカ(11年生) 今回の音楽イベントの開催は、苦労もたくさんありましたが、大きな喜びを感じられた経験でもありました。まず、寿町のスタッフの方々とのやり取りでは、常に礼儀正しく対応することが求められました。数多くの会話やメールでのやり取りをしましたが、その中で、私の日本語でのフォーマルなコミュニケーション能力が向上したことは間違いありません。イベント当日は、チームの取り組みが生み出した成果を目の当たりにすることができました。年齢もバックグラウンドも異なる来場者で埋め尽くされた会場を目にしたとき、大きな達成感を感じました。寿町コミュニティを活気づけることが、今回のイベントの目的だったので、終了後に来場者と出演者双方の顔に笑顔が浮かんでいるのを見たときは、なんとも温かい気持ちになりました。イベントに関わったすべての方々に楽しんでいただけたことが、私にとって何よりの喜びでした。 カイト(9年生) 今回のイベントを通じて、私たち全員が、寿町とその周りに住む地域の方々と交流し、皆さんとの距離を縮められたように思います。コンサート終了後、あるお年寄りの男性が近づいてきて、「次はビートルズの曲を演奏してよ」と言われたのですが、その時はじめて、寿町の地元の方々と本当に親しくなれたように感じました。以前にも「炊き出し」やおにぎりづくりに参加したことはありましたが、これまで何年間も支援してきた地元の方々と実際に交流したのは今回が初めてで、一生忘れられない貴重な経験になりました。地元の方々とのつながりをさらに深め、お互いをより深く理解するために、今後もこのようなイベントを続けていくべきだと思います。 ラファエル(9年生) 今回のイベントは、寿町の地区センターの方々とのつながりを深めることができ、とても意味のある貴重な経験でした。これまで炊き出しに参加したことはありますが、それ以外には、このように年齢もバックグラウンドも異なる人々と交流する機会はあまりありませんでした。音楽イベントでは、来場者の皆さんが共に演奏を楽しみ、和やかな雰囲気のなかで過ごしてもらえたと思います。来場者と出演者が言葉を交わし、楽しんでいる様子を見て、自分たちの取り組みを誇らしく思いました。この経験を通して、このような音楽や地域のイベントが、いかに人々を結びつけ、強い連帯感を生み出すことができるかについて、理解を深めることができたと思います。 今回のイベントでは、音楽・交流・経験を共有することで、コミュニティ同士のつながりを強めることができました。私たち皆が、3つのコミュニティの間に強い絆があることを感じました。このつながりが今後さらに発展していくことを楽しみにしています。 このイベントのために、素晴らしいポスターを作成してくれた11年生のスズキさんをはじめ、マキューン先生、クラム先生、グリフィン先生、また、イベントの細部に至るまでサポートしてくださったその他の方々に、深く感謝申し上げます。また、YIS の音楽コミュニティの皆さまのご支援とご尽力により、計り知れない学びの機会を与えていただきましたことに、心より御礼申し上げます。最後に、素晴らしい演奏でこのイベントに活気と興奮をもたらしてくれた、「The Power of Music」のメンバー、そして9年生と10年生の琴クラスの皆さんにも、大きな拍手を送りたいと思います。

YIS 卒業生:グローバルな同窓生コミュニティの集い

アドバンスメント・コーディネーター ジョナ・レイノルズ  私たちは、100年以上にも及ぶ歴史のなかで、世界中に広がる世代を超えた素晴らしい同窓生コミュニティを築いてきました。1973年に送り出した最初の卒業生から、間もなく旅立ちを迎える2026年度卒業生に至るまで、YIS 同窓生は皆、この学校ならではの経験、友情、そして価値観を共有し、今も変わらぬ絆で結ばれています。 この1世紀にわたる伝統こそが、YIS の最大の強みのひとつとなっています。多様な人生を歩んでいる卒業生一人ひとりが、本校の素晴らしいネットワークをさらに豊かなものにしています。そして、その多様な歩みは、本校で受けた教育が、その後の人生にも長く影響を与えていることを示しています。卒業生の皆さんは、本校の生きた歴史そのものであり、現在そして未来の生徒たちにとって、強力なインスピレーションの源であるとともに、力強い支えとなっています。 現在 YIS では、卒業生の方々がより定期的にキャンパスを訪れる機会を増やす取り組みを進めています。その中で、卒業生同士が再会し交流するだけでなく、パネルディスカッションや奉仕活動、体験の共有などを通じて、在校生とも有意義な関係を築いていただけるような、新たな機会を設けたいと考えています。こうして生まれる新たなつながりは、世代を超えて YIS コミュニティの絆を深めるだけでなく、在校生にとっても、かつて同じ道を歩んだ卒業生の経験、洞察、功績から、学びを得る貴重な機会となることでしょう。 先週金曜日に開催された同窓会は、この拡大しつつある取り組みの好例でした。様々な世代の卒業生がキャンパスに集まり、かつての友人や教師と再会し、私生活での近況やこれまでのキャリアについて語り合い、今もなお自分たちの人生に影響を与え続けている YIS での経験を振り返りました。特に印象に残ったのは、卒業年度が何十年も離れているにもかかわらず、異なる世代の卒業生が、互いに多くの共通点をもっていることに気付く姿です。今後このイベントは、毎年開催していく予定ですので、来年はさらに多くの皆様にキャンパスへお越しいただけることを楽しみにしています。 母校を訪れ、同窓会の夕べを忘れがたいものにしてくださった、すべての卒業生の皆様に、心より感謝申し上げます。これからも引き続き卒業生の皆様の功績を称え、今後のイベントにより多くの方々をお迎えすることを楽しみにしております。最近卒業された方も、数十年前の卒業生の方も、卒業生の皆様は、本校の歴史を形づくる上で大切な存在です。皆様のご経験やご功績、そして本校の教育活動への継続的なご支援は、本校コミュニティをより豊かなものとし、次世代のドラゴンズにインスピレーションを与えています。 Once a Dragon, always a Dragon. ドラゴンズの絆よ、永遠に。

TOK とは何か & TOK エキシビションを振り返って

TOK ラーニング・リーダー キム・クリーゲ もし、あなたの世界観を表すものをひとつだけ選ぶとしたら、それは何でしょうか? 子供の頃に大切にしていた人形でしょうか? 愛犬のお気に入りのテニスボールでしょうか? あるいは、鉄道の路線図かもしれませんね。私たちは、知識、そしてそれに対する私たち自身の理解に囲まれて生活しています。ですが、自分が「なぜ」そのように考えるのかと、立ち止まって自らに問いかけることは滅多にありません。過去の経験によって、新しい情報の受け取り方が変わるのはなぜでしょうか? そして、他の人よりも自分が本当に「持っている」と言える知識とは、一体どのようなものなのでしょうか? 毎年、11年生の生徒たちは、「知の理論(TOK)」エキシビションを通じて、これらの問いに取り組みます。この取り組みでは、生徒たちは複雑な TOK の「プロンプト(問い)」を、身の回りの具体的な「オブジェクト(物)」と結びつけ、抽象的な概念を現実世界に関連付けて考える機会を得ます。各生徒は、コーヒーカップや子供の頃のおもちゃなど、身の回りのものから3つ選び、それらを、探究を促す35のプロンプトのひとつに結びつけます。これらのプロンプトには、「知ることが不可能なものは存在するのか?」や「知識は誰のものなのか?」といったものまで、さまざまな問いが含まれています。 生徒たちは、自分たちが選んだ「物」とともに、自身の選択の背景にある TOK の概念を掘り下げ、個人的な洞察や学問的な考察を織り交ぜた考察文を準備します。5月5日(火曜日)に開催された、今年度の11年生の TOK エキシビションには、保護者・生徒・教師が参加しました。参加者は、11年生の生徒たちと直接意見を交わし、その対話は、生徒たちが最終原稿をまとめ上げる過程で、自らの考えを整理し、さらに磨きをかける機会にもなりました。このエキシビションは、TOK コースを構成する重要な要素で、1年間の学びの集大成となるものです。 次にコンビニに行かれた時は、「ここで情報に基づいた選択をするには、どのような知識が必要だろうか?」と、ご自身に問いかけてみてください。あるいは、「セブン‐イレブンのほうがファミリーマートより優れていると、どうしたら本当に『知る』 ことができるのか?」という、古くから存在する議論を展開してみてもよいかもしれません。そして、「どうすればそれを証明できるのか?」と。このような問いかけを通じて、11年生の TOK コースで行われている学びを、皆さまにもより身近に感じていただけると思います。